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実車実験代行サービス開始  ZMP

 ZMP(東京都文京区)は1月16日から、研究開発段階の実車実験を代行する「RoboTest」と一般ドライバーによる実車実験・アンケートなどを行うマーケットマーケットリサーチ「Robot Marketing」を開始した。
 自動車メーカーや部品メーカー、研究機関向けに販売している、市販のハイブリッド車と小型1人乗りEVをベースにした研究開発用プラットフォーム「RoboCar」の技術を生かし、実車走行データ収集サービスを提供。
 従来の社内テストや人の感覚による評価に比べ、車載OBDII(自己診断システム)コネクタから取得するCAN情報と外付け計測センサ情報、運転者の生体情報といったデータが得られるほか、一般ドライバーによる客観的な評価も期待できる。
 さらに、データをクラウドシステムに蓄積することにより、迅速な実験結果の把握と経費低減を実現。実験計画の策定から、実験仕様の定義、車載CAN解析、車両手配、ドライバーの手配と研修、走行実験、データ管理および報告までの作業を代行する。利用者は手間のかかる実験を省くことができ、製品開発に注力することができる。価格は、車両5台で10回の走行実験を行う場合が470万円。