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ハマキョウレックスと資本業務提携 SGHD

 SGホールディングスとハマキョウレックスは1月31日、3PL事業での統合を柱とする資本・業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。
 統合は、SGホールディングスグループで国内3PL事業を手がける佐川グローバルロジスティクスの国内事業部分と佐川ロジスティクスパートナーズが対象範囲。SGホールディングスがハマキョウレックスの株式の一部を取得する。ハマキョウレックス株式は引き続き上場を維持する予定で、具体的な提携の内容は今後検討していくという。
 厳しい経営環境の中、両社では「中長期的な成長に対する危機感を共有すると共に、現状を打破すべく互いの強みを最大限に活かす可能性を認識し、将来の競争優位性を確立することを目標として提携協議を開始するに至った」としている。
 両社では、グループ会社の既存得意事業分野を組み合わせ、相互補完することにより、様々な業種・品目を含む企業物流の上流から下流、動脈(基幹輸配送)から静脈(回収物流)まで一貫して管理可能な事業体制を実現。3PL事業をはじめ、貨物自動車運送事業、SGホールディングスの主要事業であるデリバリー事業、大型・規格外荷物の配送、物流不動産の管理・運用・開発、決済代行業務、人材派遣、百貨店納品代行などを相互に組み合わせて相乗効果を発揮させ、企業価値を向上させる。
 また、SGホールディングスが築いてきた優良な顧客基盤に対し、ハマキョウレックスが持つビジネスノウハウを基に提案を行い、厳しい競争環境を勝ち抜くための物流パートナーとして、顧客とともに発展し続ける3PL事業を目指すという。