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「スマートタクシー」で新サービス   日本ユニシス

 日本ユニシスは2月25日、クラウド型タクシー配車システム「smartaxi(スマートタクシー)」の新サービスとして、スマートタクシー乗客向け配車アプリの提供を3月下旬から開始すると発表した。
 乗客の配車リクエストがタクシー事業者の配車センター(オペレーター)を経由しなくても、指定場所までの距離や設定された条件の下で最適な車両検索が可能。検索結果はタクシー車両端末に送られ、完全自動で配車が実行される。同社によると、乗客の配車リクエストからタクシー車両への配車指示までの完全自動化をクラウドサービスで実現するのは業界初。
 タクシー事業者は、配車リクエストが集中する時間帯でもコールセンター要員を増やさずに済み、スムーズな配車を行うことができる。一方、乗客は、通話ができない場所からでも配車依頼ができるだけなく、混み合う時間帯の「話し中」といったストレスから開放される。
 乗客向けスマートフォンアプリの提供に合わせ、音声通信機能と二重配車機能を追加。タクシーに搭載された車載端末でパケット通信を利用した簡易な音声通話が可能になった。配車センターとドライバーが会話で連絡をすることができるため、通話料が発生せず、パケット通信だけで済むようにした。
 また、実車中のタクシーに対して次の配車指示を出す機能を加え、配車対象となるタクシー車両が増え、より効率的な配車が可能になって実車率向上にもつながる。