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重量物配送分野で新サービス センコー

 センコーは5月16日、重量物配送の全国ネットを完成させ、新しい物流サービスを開始したと発表した。
 対象貨物は、1個当たり200kg前後のコピー機、医療・理化学機器、精密機器、厨房機器、金庫、ピアノをはじめとする音楽機材など、2マン配送が必要な重量物。重量物配送は、輸送方法や現地での開梱・設置・据付方法といった特殊スキル、ノウハウが必要。そのため、配送実務は2012年1月に子会社化した重量物配送を専門とする中国ピアノ運送(広島市)が関西地区以西を担当し、東日本地区は同社の提携協力会社が行う。
 重量物の全国ネット配送の第一弾として、6月からONE エネルギー社(東京都港区)が製造・レンタルする家庭用蓄電池の保管、配送、設置等の物流サービスを、東北から九州までのエリアでスタート。全国の家庭に設置・据付する蓄電池の物流業務について、従来からの住宅物流事業のスキル・ノウハウ、中国ピアノ運送の持つ重量物の配送・据付機能をドッキングさせて受託した。
家庭用蓄電池物流は、NEC山梨工場で生産された商品を基幹物流センターの2か所のセンコー住宅物流センターで保管。その後、顧客のオーダーに応じて全国13か所にある住宅資材などを取り扱うセンコーのハブ拠点へ幹線輸送する。各ハブ拠点からは2マンによる建築現場などへの配送、現地開梱・設置作業を手がける。
また、物流センターやハブ拠点では顧客別の仕分けや工務店との事前調整、中国ピアノ運送の集中コールセンターでは納入調整などを行い、配送状況や配達完了といったリアルな情報をONE エネルギー社にフィードバック提供する。