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兵整振神戸中央支部に青年部会誕生 初代リーダーに大林弘氏 (2/2)
 初回は、野田支部長が各事業所回りをして集めた青年部候補8人のうち5人があいおい損保神戸支店に集った。

 野田支部長は「支部は私が52歳で若返ったと言われるが、88歳の父が皆さんのお父さんらと活動していたころ、青年部会を立ち上げ(現在の研修部会)、その中で私が一番若かった。それゆえ今回は第2期の青年部会となる。市場環境が良くない中、業界が衰退せぬよう盛り上げていくため、共に活動したい。皆さんは横のつながりを活用してほしい」と説明した。

 青年部会活動は「最初のころは親睦交流を主にして、年に1回は損保の支援セミナーを開く」ことに。支部から後藤貢一、岡村忠の両氏が補佐役となった。兵整振の池田和三支部担当、本紙記者から、他支部の活動を参考に聞いた。

 大浦浩二あいおい損保神戸支店次長は「次世代を担う方々が知恵を出し合い情報交換しながら業界を盛り上げたいという趣旨に感動した。我々もお役に立てる提案をしていきたい。実り多いことを祈念します」。

 早速、第1回の研修を「損保業界から見た整備業の進むべき道」と題して実施。あいおい損保の中根正明課長が「整備専業者の任意保険の付保率は15?20%だが当社代理店で85%ある認証工場は、あらゆる売上増につながっている。債権回収、回帰入庫、本業の拡大につながるので、どんどん付保率を上げてほしい」と述べたあと、年々厳しくなっている手数料の仕組みを説明し「個人的見解では何よりもまず、プロの整備工場代理店になってほしい」と。

 「早期更改にお客さんがついてきてくれない」「優良客が通販に流れてしまう」などのメンバーの悩みに「取扱量はプロの代理店が激減し、整備工場はわずかに伸びている」と励ました。