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B.I.Gビジョン25の実施で組合員数3千社、取引高1千億へ (2/2)
 ―就任後、第1回目の理事会で強調したことは

 会員が増加し当初の『信義』と『商道』がどれだけ根付いてきているのか。薄れてきているかもしれない。運営や危機管理なども含めて原点回帰を掲げ取り組んでいくことを強調した。

 ―一部のマナーが悪い事業者に対しての指導について

 連合会としては個別企業の処分については各事業協同組合しか行えないが、イエローカードの次はレッドカードだという指導は各地域本部を通じて積極的に行っていく。本部としても行っていく。

 ―今後の取り組みについて

 差別化や区別化をさらに進める為にもローカルの認証取得を進めていきたい。また、社会貢献活動も大きな使命なので各地域で社会貢献活動を行ってきている。さらに11月を『ローカル月間』として地域の社会貢献に取り組んでいく。

 ―B・I・Gビジョン25について

 JL独自の商品をもっと開発していきたい。安全・安心・環境のすべてにおいて、品質をさらにレベルアップしていかなければならない。JL独自の認証制度をISOやGマーク、グリーン経営より厳しい認証取得基準を設けて取り組んでいく。組合員数3000社と取引額1000億円に再び挑戦する。

 組織管理教育事業の担当副会長である川口廣祥副会長は「ルールの順守に向け具体策を検討し指導していく。さらにローカルの認証制度を創設し、品質を高め荷主にアピールしていきたい」と補足した。

 金築勇次副会長は協同購入事業について「燃料の協同購入事業は100台以上保有している会社は自社で購入するほうが組合を通して買う場合の方が高くなることがある。そういった難しさはある。トラック協会のように助成は出来ないが、これからは安心・安全に必要なデジタコやドラレコなどについて積極的に取り扱っていきたい。これから、協同購入事業の利用価値が出てくるのではないかと期待している」と語った。