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2人乗りEV、超小型モビリティナンバー取得   NTN
 NTNは10月25日、独自開発した「インホイールモータシステム」搭載の2人乗りEVが「超小型モビリティ」としてナンバーを取得したと発表した。
 EVなどを活用した低炭素社会モデル事業を推進する三重県が、伊勢、桑名、津の各市などを運行地域として、NTNのEVを国土交通省に申請。中部運輸局長から超小型モビリティとして認定を受けた。
 超小型モビリティは、軽自動車よりもコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動手段となる2人乗り程度の車両。生活・移動の質を向上させる新たなカテゴリーの乗り物として期待されており、今年1月に道路運送車両法に基づく基準緩和を活用した認定制度が創設された。
 同制度は安全確保を最優先に考え、「高速道路は走行しない」「交通の安全が図られている場所において運行すること」などを条件に公道を走行できるようにするためのもので、地方運輸局長が認定する。
 中部運輸局長の認定を受け、中部5県(愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、福井県)で初めて運行を開始。認定を受けた5台のうち1台は三重県伊勢市へ貸与し、公用車として利用されるほか、協議会メンバー、観光モデルコースなどに利用する。今後は「伊勢楽市」、「お伊勢さんマラソン」など地域のイベントでも活用される予定。