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コンバートEVを桑名市に貸与 NTN

 NTNは10月27日から、世界最軽量級の減速機内臓モータシステム「オンボード2モータ駆動システム」を搭載した改造電気自動車(コンバートEV)1台を三重県桑名市に貸与し、実証実験を開始した。
 貸与車両は、減速機内臓モータユニットを左右前輪の車両側(オンボード)に搭載。モータ駆動力を左右独立で制御することで、滑りやすい路面でも安定した駆動力と走行安全性を確保した。回生ブレーキを効率的に使用することで燃費を向上。実証実験では、実際の乗り心地や燃費などのデータを収集し、今後の技術開発に活用する。
 実証事業では1年5か月にわたり、コンバートEVを市の公用車やイベント用車両として利用するほか、市民・自治会向けに地方自治体初の短期貸し出しなどにも使用する。