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タント福祉車をフルモデルチェンジ  ダイハツ

 ダイハツ工業は12月12日から、福祉車両「フレンドシップシリーズ」の「タント・スローパー」「タント・ウェルカムシート」をフルモデルチェンジして発売を開始した。
 軽自動車の福祉車両はコンパクトなボディサイズや優れた経済性・利便性などが評価され、販売台数を着実に伸ばしてきた。その中でも、ダイハツの「フレンドシップシリーズ」は軽自動車福祉車両の中で約40%のシェアを獲得しているという。
 新型タントの進化した広さ・使いやすさやフラットなフロアなどのユニバーサルデザインを生かし、福祉車両としての使い勝手を追求。「スローパー」は、軽自動車で唯一のミラクルオープンドアと車外からもスライド可能な助手席による使い勝手の良さに加え、電動ウインチを標準装備した。
 「ウェルカムシート」は、ミラクルオープンドアのタントだけが実現できる大空間により、使用シーンに応じて選べる2種類の昇降パターンを設定。福祉用途のユーザーに加え、日常の乗り降りを楽にしたい日常用途のユーザーまで、幅広い要望に応えた。
 カスタムグレードを初めて設置したほか、衝突回避支援システム「スマートアシスト」を全グレードに装備。価格設定も見直し、入り口価格を「スローパー」で約15万円、「ウェルカムシート」は約17万円値下げした。
 価格は「スローパー」が142万円〜178万円、「ウェルカムシート」は155万6000円〜181万3000円。