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業種の枠超え ひょうご自動車関係交流会 共同事業へ確かな一歩 (3/3)
 世話人から「自分の予測と自販連ディーラービジョンがほぼ一致した。1年後から自動車アフターマーケットは下降が顕著となり、徐々に下降スピードが速まる」。質問に答えて「対策は顧客の友人の趣味まで含めた把握と、広く見て歩き、ニーズに基づいた隣の業界への進出ではないか」。また「ホームページが自社客に向けても必要だが、次々と必要経費が増える」との情勢報告に、部品商から「暴対の講師は事前に組合ホームページを見て来られた。あらゆる面で必要性が増している」。

 出席者から「電気自動車は交換部品が極端に少ない。このままでは事業所も組合も解散か合併しかない」とも声もあって、兵庫県自動車車体整備協同組合(津田信行理事長)から「個々のお付き合いは否定しないが、組合は組合として動く必要があり、賛助会員を優先するよう電話のそばに置く一覧表を配布した。各組合の得意を活かし各組合が生き残るよう、ネットワークを構築し、各地域で、それを生かせば(顧客や受注を逃すことがない)と思う。利用に応じての組合へのバックは、会費よりも喜んで払っていただける」と。

 整備専業者から、青年部など若い世代の育成に力を入れている報告を受け、各組合でも次世代育成が急務だけに「出来るだけ早く、若い人が集う交流会を開き、次のステップへ移ってほしい」との声で締めくくった。