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姫路市総合防災訓練 兵整振の姫路管内6支部が参加、協力 (2/2)
多重事故を起こした車両を特殊カッターで切断し、負傷者を救出したが、折り重なった2台の車両は姫路市協議会が準備したもの。また「道路啓開訓練」として、中農鈑金塗装のレッカー車に乗車した立森支部長、鵜野嘉弘、中農光則の3氏が現場に到着し、材木に乗り上げた車両を協力してレッカー車に積み上げ、搬出した。

 中谷会長は、インタビューに「市内4支部と姫路市の合併で関係するようになった2支部の合計6支部が昨年、姫路市と災害時の協力協定を結び、宍粟での訓練では道路上の動かなくなった車両を撤去した。災害が起こると車は凶器にもなる。我々はレッカー車やいろんな道具を所有し、しかも使い慣れている。救急救命の講習を受けた会員も多い。子供110番の看板も掲げ社会貢献しており、今後とも頑張っていきたい」と、ぶっつけ本番ながら滞りなく、整備業界をアピールした。

 石見利勝姫路市長は「地震や風水害が多発し佐用や宍粟も被災、人命救助や物資配布などで本日の参加者も貢献された。自助と共助を実践してほしい」と締めくくった。