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マツダ「SKYACTIV-D」が機械振興協会会長賞を受賞
マツダが第11回新機械振興賞において、「機械振興協会会長賞」を一般財団法人機械振興協会から受賞した。「機械振興協会会長賞」は、機械工業にかかわる優秀な研究開発およびその成果の実用化によって、機械工業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業・大学・研究機関および研究開発担当者に対して贈られるものだ。表彰式は2月19日(水)、機械振興会館ホール(東京都港区)にて開催予定だ。

「SKYACTIV-D」は、量産ディーゼルエンジンとして世界一低い圧縮比(14:1)にすることで、燃料の軽油と空気をムラなくきれいに混合し、NOx(窒素酸化物)やPM(粒子状物質)の抑制と、高い熱効率を両立する理想的な燃焼を実現している。この結果、高価なNOx後処理装置なしでポスト新長期排出ガス規制をクリアしている。同エンジンは、「マツダ CX-5」「マツダ アテンザ」「マツダ アクセラ」に搭載されている。
今回の受賞では、従来のディーゼルエンジンに多くみられた、圧縮比が高く燃料が十分混ざる前に着火してNOxやPMが多く排出されるという課題を解消し、低回転域のトルク向上や高回転域までスムーズに回るエンジン特性を実現した点が高く評価された。