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日産、100%電気商用車「e-NV200」を出展
日産は2014年よりグローバル市場に投入する100%電気商用車「e-NV200」の欧州市場向け 正規生産車両をジュネーブモーターショーに出展した。

「e-NV200」はグローバル市場で販売台数を伸ばす電気自動車「日産リーフ」と多目的商用バン「NV200」の特性を併せ持った、環境未来都市の推進にも貢献するゼロエミッションモデルで、3割を占める新規部品(他は「NV200」などと共用)がEVらしい独自のスタイリングを実現している。航続距離はNEDCモードで170Km、最高速度は120km/hとなっている。チャデモ急速充電器の利用が可能(30分で最大80%の充電)で、ヨーロッパにおける公共の充電施設では1000カ所以上で充電が可能となっている。
スペインのバルセロナ工場で量産する。
日産は、日産リーフと合わせて、グローバルで販売するEVを商品ラインアップに2車種取り揃える、初めての自動車メーカーとなった。

バッテリーは夜間に家庭用電源(16A/単相/3.3kW)から充電することができ、32A /6.6kWの電源を利用した場合には、充電時間を4時間に短縮することができる。チャデモ専用の50kW直流急速充電器を利用した場合には、30分で80%の充電が可能で、現在、ヨーロッパ各地には、チャデモ急速充電器が1000基以上設置されており、多くの企業が、専用の急速充電設備を、自社倉庫や事務所に設置している。
また、これまでヨーロッパと日本を中心に、世界各地で多くの企業や自治体と実証運行を行ってきており、フェデックス、コカ・コーラ、DHL、IKEA(イケア)、ブリティッシュガス、EDF(フランス電力会社)、日本郵便などが、日常業務で「e-NV200」のモニター車両を使用している。