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ホンダ、米国での四輪車生産が累計2,000万台を達成
ホンダの米国現地法人、ホンダノースアメリカ・インコーポレーテッド(本社:カリフォルニア州トーランス 社長:岩村 哲夫)は現地時間での3月20日、米国内の四輪車生産工場の第一号であるオハイオ州メアリズビル四輪車生産工場は、1,000万台目の米国製アコードのラインオフを迎えたことを発表した。また、米国内にある4つの四輪車工場は、米国での四輪車生産累計2,000万台を達成したことを発表した。
これらの累計生産台数の達成には、米国製乗用車およびトラックにパワートレインを供給する米国内にある2つのエンジン工場と、2つのトランスミッション工場も貢献している。

メアリズビル四輪車生産工場は、1982年11月1日に、1台目の米国製「アコード」が生産された工場であると同時に、ホンダが日本の自動車メーカーとして初めて米国での現地生産を開始した工場でもあり、その後、オハイオ州イーストリバティ、アラバマ州リンカーン、インディアナ州グリーンズバーグに生産拠点を拡大した。
現在、これらの工場では乗用車4車種とライトトラック7車種の計11車種を生産しており、さらに、米国5番目の四輪車生産工場となるパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターの建設が現在オハイオ州メアリズビルで進められており、2015年以降、世界で唯一の次世代「NSX(Acura NSX)」の生産拠点となる予定だ。
2013年の米国内におけるホンダの四輪車生産台数は、それまで最多であった2012年の生産台数をさらに7.4%上回り、過去最多記録を更新する130万9,917台だった。米国における現地生産は、米国内533社のサプライヤー企業に支えられており、ホンダの2013年の部品購入総額は230億USドルを超えた。

メアリズビル四輪車生産工場は、1982年以来、約32年間にわたってアコードの生産を続けており、米国で販売されるアコードのほぼすべてを生産。さらにその一部を米国外の市場に供給してきた。現在メアリズビル工場では、「アコードセダン」、「アコードクーペ」、「アコード・ハイブリッド」が生産されている。アコードは過去にイーストリバティ四輪車生産工場で4年間、ホンダマニュファクチュアリングオブアラバマ・エル・エル・シーで2年間生産された。

ホンダの米国内にある4つの四輪車生産工場は、アラバマ州およびオハイオ州のエンジン生産工場、オハイオ州およびジョージア州のトランスミッション生産工場に支えられている。これらのパワートレイン工場は、これまでに累計で2,377万基の四輪車用エンジンと1,864万基のトランスミッションを米国内で生産した。