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ベビーカーマークを決定   国土交通省
 国土交通省は3月26日、「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」の第4回会合で、ベビーカーの安全利用のための要請とマークを決定した。
 協議会はベビーカーの利用しやすい環境づくりに向け、平成26年6月に設置されたもの。バリアフリー化の進展に伴い、子ども連れでの外出が増加した結果、公共交通機関などでのベビーカー利用に関するトラブルや意識の差が顕在化。交通事業者らの取り組みやベビーカーマークも統一されていないのが実情となっている。
 そのため、「ベビーカー利用にあたってのお願い」では、シートベルト着用やストッパーによる固定、子どもを降ろした状態でのエスカレーター利用といった使用方法で心がけてほしい項目を整理。ベビーカー使用者と周囲の人の双方が快適に利用できるよう、気遣いや見守り、手助け、周囲に配慮した操作なども盛り込んだ。
 ベビーカーマークは、「案内図記号」と「禁止図記号」を作成。ベビーカー使用者が安心して利用できる場所や設備を明示する一方、使用禁止場所などを分かりやすくした。
 今後は、広く国民や利用者に対して広報・周知活動を実施。ポスターの掲示、チラシ配布のほか、キャンペーンやイベントも行う。