自動車ニュース
ルノー・日産アライアンス、15周年を迎える
ルノー・日産アライアンスは、3月27日、締結15周年を迎えた。
ルノーと日産は、1999年にルノーが6,430億円(当時のレートで、約50億ユーロ/54億ドル)を投資し、日産の株式の36.8%を取得したことによりアライアンスを締結した。それ以来、両社は、販売台数を1999年の480万台から830万台に増やした。現在、ルノーは日産の43.4%の株式を保有し、日産はルノーの15%の株式を保有している。

アライアンスは、2013年、ロシア最大の自動車メーカーであるアフトワズも含め過去最高となる830万台のクルマを販売した。
世界で販売されている新車10台のうち1台は、ルノー・日産アライアンスのクルマで、世界第4位の規模の自動車グループとなっており、ルノー、ニッサン、ルノー・サムソン、インフィニティ、ヴェヌーシア、ダチア、ダットサンおよびラダの8つのブランドを展開している。
アライアンスが1999年に設立された当時は、BRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)でのグループ総販売台数は約1%であったが、2013年は総販売台数の30%以上をこれら4か国が占めている。また、2013年に、CMF-Aという新興国向けの共通の新しい車両アーキテクチャーを発表した。

アライアンスはゼロ・エミッションモビリティのパイオニアでもあり、2010年12月に「日産リーフ」を発売して以来、世界で累計13万4,000台のゼロ・エミッション車を発売している。これは他の全ての主要自動車メーカーのゼロ・エミッション車の合計販売台数よりも多い台数となっている。
1999年以降、世界中で新しいプロジェクトを実行し、新しいパートナーを受け入れ、拡大してきた。現在、アライアンスは、ロシア最大の自動車メーカーであるアフトワズの経営権を持つ合弁会社の株式の過半数を保有している。また、ドイツのダイムラー、中国の東風汽車、インドのアショック・レイランド、日本の三菱自動車とも戦略的な協力関係を築いており、アフトワズ、中国での東風汽車との合弁会社である東風日産乗用車公司を含めると、世界で45万人の従業員を雇用している。