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三菱自動車、フィリピンでの生産体制を再構築
三菱自動車は、フィリピンにおける生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)が、FORD MOTOR COMPANY (PHILIPPINES), INC.の所有する工場跡地(ラグーナ州ラグーナ市)を取得し、現本社・工場(リサール州カインタ市)から移転の上、2015年1月より順次生産を開始すると発表した。

同社は、長年にわたりフィリピンにおける車体の生産・販売事業に取り組んでおり、MMPCはこの間、同国の自動車生産会社として初めて累計生産50万台を達成するなど、同国の自動車産業とともに成長・発展を続けてきた。
MMPCは、本社・工場を移転して生産体制の再構築を図り、今後も自動車市場の持続的拡大が見込まれるフィリピンにおいて将来の成長に備えていく計画だ。

同社は、2016年度までの中期経営計画「ニューステージ 2016」において、その事業戦略の柱の一つとして「アセアン地域の生産体制強化」を掲げており、フィリピンにおける生産体制の強化もその一環となる。長きにわたる事業の歴史と地域に根付いた事業活動が受け入れられ、フィリピンでは高い販売シェアを維持しているが、今後も販売拡大に向けて、生産体制の再構築を含めた事業基盤の強化に取り組む。