自動車ニュース
全周囲センシングパッケージ販売開始 ZMP
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、自動運転技術の開発や先進運転支援システム(ADAS、Advanced Driver Assistance System)開発向けに、4台のレーザーレンジセンサを使用してクルマの全周囲 360度をセンシングする「全周囲センシングパッケージ」の販売を開始した。
本製品は、4台の2次元レーザーレンジセンサと、計測の様子をすぐに確認可能なビューワーサンプルプログラム、センサ情報を利用するための開発環境(SDK)から構成されており、周囲360度に渡り、車両や歩行者、障害物などの検出に利用可能。サンプルプログラム及びSDKを付属しているため、すぐにご活用していただけます。
また、付属のビューワで、車体サイズや車体に取り付けたセンサの位置・角度、表示するセンサ範囲(角度)の指定を確認しながら簡単に設定できる。
先進運転支援システムの開発や、自動運転における自車の位置推定には、周囲の状況の把握が必要となる。レーザーセンサを車体に取り付ける場合、車両の座標系とセンサの座標系を、計算によって合わせる必要がある。本パッケージでは、SDKを用いて車体の大きさ、センサの位置を設定することにより、4台のセンサからのデータを同じ座標系で取得することが可能となり、車両とセンサ出力結果の位置関係を直観的に把握することが可能。自動車だけでなく、建設機械、農業用機械など業務用車両、移動ロボットのセンシングシステムとしても活用できるという。
価格は、230万円(税別)で、本日より受注を開始する。

「周囲環境センシングシステム」ウェブサイト
http://www.zmp.co.jp/products/sensingsystem