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大阪バス協会総会 新会長に塩川氏(近鉄バス)が 就任
 大阪バス協会は6月11日、通常総会を開き25年度の事業報告と収支決算を承認し、新年度についても事業計画及び収支予算を承認した。また、任期満了に伴う役員改選で、新会長に塩川耕士氏(近鉄バス)が就任した。

 理事には、塩川会長のほか渡壁伊知郎氏(近鉄バス)、脇博一氏(京阪バス)、牧村善進氏(帝産観光バス)を新任した。塩川会長は就任挨拶で「バスの経営環境は厳しい状況にあると認識しております。高速乗合、貸切バスの安全、安心回復プランのホローアップに係る適正な対応、貸切新運賃の適正収受の取り組み、運輸事業振興助成交付金への要望、交通基本法計画への対応、燃料高騰対策、乗務員不足等まさに課題は山積している。私は前会長の指導を仰ぎながら事業発展のため、諸問題に真摯に向き合い、事業者の立場を踏まえた上で、対応して参ります。バスの安全確保、事業の活性化に精一杯努力して参る所存です」と意気込みを述べた。

来賓の大久保仁・近畿運輸局長は「公共交通の充実維持と活性化に全力で取り組みたい。4月からの新貸切運賃制度の円滑な移行にも業界と連携してやりたい。運転者不足には国交省で安全確保への検討会を作って考えたい。ナショナル・ミニアムとしてのバスは、公共交通の最後の砦として頑張ってほしい」」とエールを送った。新年度の重点取組は、「交通政策基本計画への対応」、「規制緩和のさらなる見直しと経営の安定化」「バスの安全確保」を掲げた。