自動車ニュース
兵整振神戸東支部 充電制御・エアコンについて技術勉強会を開催 (2/3)
・新充電制御【オルタネータ】
以前は、S端子を電圧をモニタし、トランジスタをON/OFFすることで調整電圧としていたが、最近では車両の走行状態に応じた制御を行いエンジン負荷の低減し低燃費化、燃費向上を図っている。

具体的にはS端子が無くなり、M端子/RLO端子付レギュレータが搭載されている。
M端子がオルタネータの発電状況をエンジンECUに送り、エンジンEUCがエンジンの走行状態を判断→RLO端子にてDuty制御する
(以上、トヨタ車の場合 05年のヴィッツより導入されている)

新製品情報
1.クラッチ付プーリー
ミドルクラス以上の国産高級車に採用されている。
トルク変動でプーリーが逆回転しようとする力を逃がし、異音や振動を防ぐ。

2.水冷式オルタネータ
一定の内部温度を保ち、高効率を目的に日立が開発中

3.SCオルタネータ(セグメントコンダクター方式)
新方式のステーターコイルにより小型・高出力を実現。
ステータコイルにも新技術を応用し、磁気音も低減。

4.ブラシレスオルタネータ
従来のロータコイルとブラシがなく、安全性・環境性能に優れる。


※新しい製品の故障探求や分解作業には、オシロをはじめとする計測機器やSST(スペシャルサービスツール・専門ツール)などが必要となるため注意