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タクシー、大阪市域交通圏で約4千両減が適正と 近畿運輸局
 【速報】大阪府内における地域の公共交通機関として、タクシー事業の適正化・活性化策について検討する「大阪府タクシー特定地域合同協議会」の初会合が10月29日、大阪合同庁舎2号館で開かれた。

 10月1日に施行されたタクシー特措法に基づき供給過剰等として特定地域に指定された府内の「大阪市域交通圏」、「北摂交通圏」、「河北交通圏」、「河南B交通圏」、「泉州交通圏」について、近畿運輸局が各交通圏でタクシーの需給バランスが一定程度とれる目安となる適正車両数の算定結果を発表した。

 これによると各交通圏の適正車両数は、大阪市域交通圏(大阪市、堺市、吹田市、豊中市、門真市、東大阪市、八尾市等)で基準車両数(平成20年7月11日現在)の1万6千346両より約4千両少ない1万2千〜1万3千500両。

 北摂交通圏(池田市、箕面市、茨木市、高槻市等)では基準車両数(同)の876両より約250両少ない611〜687両。

 河北交通圏(枚方市、寝屋川市、交野市、四條畷市等)では基準車両数(同)の851両より約100両少ない744〜838両。

 河南B交通圏(河内長野市、富田林市等)では基準車両数(同)の163両より約30両少ない132〜148両。

 泉州交通圏(和泉市、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、泉大津市等)では基準車両数(同)の579両より約150両少ない424〜477両。

 また、各交通圏の平成21年9月末現在の車両数は近畿運輸局によると大阪市域交通圏が1万5千697両、「北摂交通圏」が816両、「河北交通圏」が902両、「河南B交通圏」が158両、「泉州交通圏」が575両。

 同協議会の会長には、長井総和・近畿運輸局自動車交通部長が就任した。

 長井部長は会議後の記者会見で「年度内には結論を出したい。ただし、強引な議論は避けたい」と全会一致での結論に意欲を見せた。

 詳細は次回更新時又は紙面で。