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アンディ・パーマー、本日付でアストンマーティンCEOに就任
本日、アストンマーティンの新しい最高経営責任者(CEO)に、アンディ・パーマーが就任しました。従業員は一時的に製造を中断して、新しいCEOを出迎えました。

英国生まれのDr. パーマーは、チャータード・エンジニア/チャータード・マネージャーの資格を持ち、自動車業界で35年のキャリアを持つビジネスマンでもあります。アストンマーティンCEOの初仕事として、ウォリックシャー州ゲイドンのアストンマーティン本社/製造施設で彼を出迎えたスタッフを前に自己紹介をした後、記念写真に収まりました。

アストンマーティン・ラゴンダ・リミテッドの新しいCEOであるパーマー(51歳)は、今後アストンマーティンの全ビジネスを指揮することになります。彼は、14年間にわたって同社を率いた前任のDr.ウルリッヒ・ベッツを引き継ぎ、アストンマーティンのテクノロジーおよび製品開発を先導して、新たなレベルへと引き上げる使命を帯びています。

日産自動車を退職してアストンマーティンCEOに就任したことについて、パーマーは「思考と感情」の両面における決断だったとして、アストンマーティン・ブランドを新たな成長の時代へと導くことに強い決意を示しています。

パーマーは、次のように述べています。「アストンマーティンは、世界中で圧倒的な認知度を持っているだけでなく、大きな成長の可能性を秘めたアイコン的ブランドです。このような会社を率いるチャンスを得たら、絶対に辞退はできないでしょう。私は、アストンマーティン全従業員と力を合わせ、未来にふさわしい次世代のアストンマーティン製品を創り上げる所存です。」

パーマーは、1979年、16歳の時にオートモーティブ・プロダクツ・リミテッド(英国)で実習生としてキャリアをスタートさせました。その後、オースティンローバーに6年在籍した後、1991年に日産自動車に入社。ここで24年を過ごし、チーフ・プランニング・オフィサー(最高企画責任者)の地位に上り詰めました。

2012年、『Auto Express』誌は、パーマーを自動車業界でもっとも影響力のある英国人エグゼクティブに選出し、2013年には、市場調査会社のAppinionsが『Forbes』誌の要請で実施した「CMO影響力調査」で、世界でもっとも影響力のあるチーフ・マーケティング・オフィサー(最高マーケティング責任者)部門で3位にランクされました。

パーマーは、英国自動車業界への貢献を評価され、2014年のNew Year Honours(新年に発表される受勲)において、聖マイケル・聖ジョージ勲章(CMG)を授与されました。