自動車ニュース
ルノー・日産アライアンス、ジェンダーダイバーシティを加速 (3/3)
役員の属性の多様化

両企業の地理的な拡大に伴い、ルノーと日産の役員の属性は男女間格差是正以外でも、より多様化しています。ルノーと日産は2013年度、世界200近い市場で、合計830万台もの車両を販売しました。
フランスのブローニュ=ビヤンクールを本拠地とするルノーは、グローバルにおける重要な150の幹部ポジションを、現在、フランス、スペイン、日本、ブラジル、ロシア、ドイツなど20か国のメンバーによって構成しています。

日本の横浜を本拠地とする日産は、役員の国籍の多様性においては引き続き自動車業界トップとなっています。トップ100のポジションの内49%が17カ国からの役員で構成されています。

国際会議でのダイバーシティ討論

上記の通り、ルノーと日産は、毎年、女性が課題や障壁を克服し、経済におけるキャリア機会を捉えることを後押しするための国際会議、「女性のための経済・社会フォーラム」開催に先立ち、男女間格差と多様性に関する最新状況を開示しています。今年のフォーラムは、10月15日から17日まで、フランスのドーヴィルで開催されます。

2006年からルノー・日産アライアンスが支援を行っているこの年次会議は、産業、学術、政治、社会における女性の活躍の場の均等化を目指しています。

今年は、ルノー・日産アライアンスから日本の男女格差問題に特別な関心を持っている3名のスピーカーが登壇します。

■ 10月16日: ルノー・日産アライアンス「女性の望むものとは」をテーマとしたセッション。
星野朝子(日産自動車マーケティング・インテリジェンス担当常務執行役員)、Valerie Brusseau(ルノーアーキテクチャー設計&トリム兼新型車シャシー生産担当)が登壇。

■10月17日: 「アベノウーマンミクス:なぜ必要なのか? -必要なのは日本だけではない」 をテーマの会議に登壇。
マリー=フランソワーズ・ダムザン(ルノー人事担当上級副社長兼ルノー・日産アライアンス人事担当取締役)

今年4月、ダムザンは、ルノーでの人事担当上級副社長を兼任しながら、ルノー・日産ア ライアンス人事担当取締役に就任しました。この兼業により、ダムザンはアライアンス全体における全従業員45万名の人財管理方針の責任者となりました。またダムザンは、他の責務の中でも、人財管理を通したダイバーシティの拡大に焦点を置いており、「高い潜在能力を持つ」女性専門職のキャリアを、地域的もしくは世界的なリーダーシップへと高めることに、特に関心を持っています。

ルノー・ダイバーシティ・イニシアティブの詳細はこちら:
www.renault.com/en/groupe/developpement-durable/responsabilite-sociale-de-l-entreprise/pages/diversite.asp

日産・ダイバーシティ・イニシアティブの詳細はこちら:
www.nissan-global.com/JP/COMPANY/DIVERSITY

*ルノーの事業年度は暦年、日産の事業年度は年度となります。