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Honda 先進の安全運転支援システムを発表 (1/2)
Hondaは、「Safety for Everyone」をグローバルスローガンに、二輪車や四輪車だけでなく道を使うすべての人が安心して暮らせる「事故に遭わない社会」の実現を目指して、新たな安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を発表しました。国内においては年内発売を予定している新型「LEGEND(レジェンド)」から適用し、今後順次拡大していきます。

Honda SENSINGは、フロントグリル内に設置したミリ波レーダーと、フロントウインドウ内上部に設置した単眼カメラという、特性の異なる2種類のセンサーで構成されたシステムです。
ミリ波レーダーは、さらに性能を向上させ、対象物体の位置や速度だけでなく、検知が難しいとされてきた電波の反射率が低い歩行者まで検知対象を拡大しました。また、単眼カメラは車両前方約60mまでの歩行者や対象物体の属性や大きさなどを識別、より精度の高い認識を可能としました。
これらのセンシングデバイスの大幅な精度向上により、これまでの運転支援システムに「歩行者事故低減ステアリング(世界初)※1」など新たに6つの機能を追加しました。
多機能化に合わせてデータの処理能力を向上させ、周囲の状況に加えて、ドライバーの意思と車両の状態を認識し、ブレーキやステアリングなどの車両各部を協調制御。車速・車間制御と車線維持支援制御の双方において、通常走行時から緊急時のリスク回避までの運転を支援します。

Hondaは、これまでもさまざまな運転支援技術を開発し、お客様の安心・快適なドライブをサポートしてきました。今回、新たに発表したHonda SENSINGを加え、これらの先進運転支援技術をグローバルで展開することで、さらなる安心・快適性の向上を目指していきます。

※1 Honda調べ(2014年10月現在)