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全国レンタカー協会 全国事業者大会を開催
全国レンタカー協会(縄野克彦会長)の第24回事業者大会が10月22日、ANAクラウンプラザホテル神戸で約400名が参加し盛大に開催された。大会は藤本譲治・兵庫県レンタカー協会会長の「全国から多数の参加を頂き感謝致します。今回は井手憲文・前観光庁長官に『観光とレンタカー』と題して講演を頂きます。また心を込めて準備した懇談会を交流の場として活用下さい。本大会のスローガンでもあるレンタカー事業の社会的使命と責任を持って事業が発展することを確信しております」との、歓迎挨拶で開始した。
縄野会長は地元の兵庫レンタカー協会、近畿地区レンタカー協会連合会の尽力に感謝を述べた後「『必要な時に必要なだけ使用する』という利用者意識や、企業の環境保護、経済重視の高まり、観光政策による訪日外国人増加等で、レンタカーの車両数は50万台を超え対前年比6〜8%と増加、今後もこの成長を続けるため適切な事業運営の展開と会員相互の強調と連携を強めて頂きたい」と呼び掛け「優秀な人材育成を目的とした資格認定講習会を開催、運輸支局との共催による事業者講習会を実施、経営健全化、社会的地位向上に努めてまいります。今大会が一層の団結の礎となり、事業のますますの発展を祈念します」と団結を呼びかけた。
大会は大会スローガン、同決議を万場一致で採択、地区役員永年勤続で、伊藤新太郎(兵庫レンタカー協会)、衣笠均(同)両氏ら13名を表彰した。
来賓祝辞で、宮城直樹・国土交通大臣官房審議官は「国民のライフスタイルや企業活動、観光等レンタカーの利用は多様化してますます増加している。一方、創意と工夫あふれるサービス提供と利用者の安全確保が重要である」と安心・安全なサービス提供を求めた。
井戸敏三・兵庫県知事は「本県のような広大で観光資源のある地域では、自由度の高いレンタカーは、交流人口を増やす支えとなる」と利用増加の効果を期待して、『レンタカー 地域資源をたずねみる 自前の足は 地域を支える』と即吟の一首でエールを贈った。
井上剛志・兵庫県警察本部長は「利用者の事故もあり、地域の交通事情を的確に伝え安全アドバイスを願いたい。また兵庫県警は全国で初めて身分を隠して利用した暴力団員を検挙した。これも利用約款のおかげ。安全・安心な社会への協力を」と要請した。
懇親会は平木幹泰・近畿レンタカー協会連合会長の開会の辞、盛山正仁・衆議員の祝辞に続き、土屋智省・近畿運輸局長の乾杯発生で開宴となった。