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大阪タクシーセンター インターナショナルタクシー創設委員会
大阪タクシーセンター(加藤誠会長)は10月15日、第2回インターナショナルタクシー創設委員会(委員長=青木義英・和歌山大学観光学部徳人教授)が開き、本委員会の下部組織として設けられた「専用タクシー乗り場部会」「観光タクシー制度部会」の審議事項を承認、実現に向けた具体案をほぼ原案とおり了承。
乗場は、いずれも短期(1〜2年)、長期(3〜5年)と分けて設定、専用乗場の案内は、JISピクト表示で統一。JR大阪駅、27年度はJR新大阪駅、天王寺駅、関空、南海難波、阪急梅田駅に切替えて行う。案内板、車両表示の統一、すべてのタクシーに外国語指差しシートの配備等も行う。予約・配車について、当面は宿泊施設、旅行会社経由となるが、ツールとしてはHPを考え、一般層には配車アプリなどを軸に検討。顔の見えるHPにする。予約センターを設置する。
外国語能力を有した運転者等の認定、登録制度を創設する。新たに検討会議で認定機関を立ち上げる。委託を受け大阪タクシーセンターが担う。インターナショナルドライバーは、初期は50人程度認定してスタートとする。
また実証事業として、関空などで訪日外国人力旅行者を対象したタクシーニーズの把握調査を実施する。外国語(英語、中国語、韓国語)の会話の出来る調査員の聞き取り調査を11月に3日間実施。調査結果を、受入環境の改善と乗務員の質の向上、広報のあり方、運賃およびタクシーサービスのあり方の検討に活用する。