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バス交通の確保・継続に向けたシンポジウムin奈良
近畿運輸局は11月26日、奈良県桜井市で「バス交通の確保・継続に向けたシンポジウムin奈良」を開催した。
奈良県では知事をはじめ奈良県内のすべての市町村の首長によって構成される地域協議会を設置、県内のバス路線再編問題などについてバス事業者と自治体とが1年半にわたり議論を重ね、今年9月に一定の再編を行った上でバス路線を維持する方針を決定している。
基調講演では平安女学院大学の井上学・国際観光学科教授が「超高齢化社会に向けた公共交通の対策から公共交通の政策へ」をテーマに講演し、宇治市の丸岡陽一・交通政策課計画係長が事例紹介を行った。その後、井上教授をコーディネーターに宇治市、桜井市、宇陀市、奈良交通、京都京阪バス、宇治市明星まちづくり協議会がパネリストとしてバス交通について、意見交換を行った。