自動車ニュース
年頭所感―兵庫県軽自動車協会 会長 西原 興一郎

「改革への第一歩を!」


兵庫県軽自動車協会 会長 西原 興一郎

新年あけましておめでとうございます。
新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

さて、昨年の軽自動車業界を顧みますと消費税増税による駆け込み需要も加わり、六月までの軽自動車市場は活気づき、販売台数は前年を上回る水準を推移しておりましたが、それ以降は苦戦を強いられました。
一年を通じ結果として、メーカー各社の新型車効果や販売会社の企業努力などにより、年間実績でほぼ前年並みの水準を維持いたしました。

本年度は、軽自動車税増税が4月より施行されます。
年末の総選挙の結果を踏まえて政治も経済も大きく変わることが予想されます。
今までと同様に、自動車業界を取り巻く様々な変化に対し柔軟に対応できる力を、更に磨き上げることが必要と考えます。

また、税制改正も一気に流動的になり、軽自動車税増税が決まっている軽自動車に追加負担を求める動きも懸念されます。
日本の財政状況を考える時、「総論賛成・各論反対」、では解決に至ることはなく、難しい課題で、慎重に取り組むべきと思われます。
しかし、業界の一員として増税には反対です。軽自動車ユーザーの税負担が軽減されるよう、引き続き税制改正要望活動を継続してまいります。

軽自動車は、環境に優しく経済的であり他方においては日常生活になくてはならない交通手段になっております。
軽自動車の経済性とメーカー各社が新たな商品を積極的に投入することが予測され、全自動車に占める軽自動車比率の上昇は、続くと思われます。 
兵庫県においては、軽自動車検査協会兵庫事務所の移転が、平成二十八年一月の業務開始予定となり、当協会も同時に移転を致します。

これを機に、兵庫県軽自動車協会と自販連兵庫県支部の会員各社は、ほぼ同じ自動車販売会社であることを踏まえ、双方の団体固有の業務運営は尊重しつつ、会議・研修会等について、更なる連携を強化し、合理化を推進してまいります。
また、より合理的に安定した協会運営を行うために、今後の軽自動車の取巻く環境と軽自動車用「ワンストップサービス」(OSS)導入への動向、並びに新規事業の展開を考えなければなりません。
当協会として、自販連兵庫県支部の代行システムをベースに新たな軽自動車用代行業務システムの開発と構築に取り組みます。

ご当局、関係団体におかれましては今後とも更なるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。