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兵庫県自動車業界 人権啓発の研修会を開催
兵庫県運輸業界人権問題推進協議会は12月4日、兵庫自動車整備会館で、講師に吉田忠義・公益法人兵庫県人権啓発協会研修講師を招き「人権文化あふれる職場づくり」と題した研修会を開いた。

開会挨拶は同協議会メンバーの吉川紀興・兵庫県タクシー協会長が「人権委対する正しい知識と理解で職場に生かして下さい」と述べたのに続き、主催者を代表して小林久詩・兵庫県陸運部長は「学校や職場におけるいじめのツールも1丁機器などインターネットによるものが多発している。一人ひとりが自分だけでなく他人の人権との共存をしっかり認識して運輸業界において正しい理解、実践と啓発に努めて頂きたい」と挨拶。

吉岡講師は「人権とはお互い生き方を認め合うこと。職場における人権侵害のトップはパワーハラスメント、2番がセクシャルハラスメントです。パワハラは環境型、セクハラは対価型と云われる。パワハラで上司の言葉で「存在がめざわり」「消えてくれ」「会社を食い物にしている」「どこかに飛ばされたいのか」などの発言も問題で、当人がパワハラと思ったらパワハラ。しっかりした対応をしていかないと安全配慮義務違反で処罰になるケースも」と解説した。また、えせ同和行為等の対応についても啓発ビデオ視聴のあと企業側の具体的な対応について講演した。