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対前年比140%高実績に 兵庫県自動車整備商工組合 (2/2)
 高本直満副理事長と、この日の議長も務めた宮田義明事業委員長の挨拶に続いて、橋本武司専務は「皆様のお力がなければ各支部への浸透や拡販は行き届かない。世の中が荒れ、業界でも取引で被害を受けた事業所もある。取り込み詐欺もある。あまり良くない人とか一見には慎重に対応しよう。お金の回収がないと商売とは言えない。しかし、明日はどうなるか分からない時代だけに、トラブルもある。そういう時は早めに連絡してほしい。顧問弁護士と力になっていきたい」。

 次に「商品を大幅に増やすことは、分散による効率悪化を招きかねない」「収益は組合員への教育セミナーなどで還元したい」と補足した。
 4−8月は目標比でも100・7%と100%越えを果たし、前年同期と比べ30ポイントも向上した。神戸西や西播北などは200%越えで、最低でも49・4%と好調だった。

 商品別でリユースバッテリー『フレッシュアップバッテリーよみガエルくんエコ21』は「285加盟でリピートが増え平均月間409個販売」「3分の2を占めた40B19が54%となるなど大きいものも売れ出した」「兵庫県発信で、6都府県が取り扱い、さらに7県が予定している。整商連も前向きな姿勢を見せている」。

 電気基本料金削減装置電子ブレーカー導入は86社で平均月1万2千740円を削減。姫路予備検査場では「設置代を引くと月6〜7千円削減」。日立新レンタカーシステム導入は13社15台。徐々に確実に伸びている。

 11月30日までのシーホース・オイルキャンペーン、リサイクルパーツ利用と使用済み自動車引き取り、60工場導入のガラス樹脂ボディーコーティングと共に「オパシメータの問い合わせが多いが整商連で廉価な商品の扱いを検討中」と報告。宮田委員長は「利用に応じ特典を与えるポイント制も検討している」と述べた。

 各支部から「リユースバッテリーの全会員加盟に取り組む」、「青年部は新商品への理解度が高い」、「新品バッテリーも見直してほしい」などの声が上がった。多くの支部が「職員と役員の同行販売」を実施し、結果を出していた。

 最後に山本喜一常務は「トラブル時の対応研修が必要かと思う。兵整振・兵整商は、よろず相談所になるよう頑張りたい」と述べた。