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アクサルタ、2014年版世界自動車人気色とカラートレンド発表
液体・粉体塗料の大手グローバルサプライヤーであり、自動車向け塗色とカラートレンドをリードするアクサルタ コーティング システムズ合同会社(以下、アクサルタ)が、「2014年版自動車人気色調査報告書」を発表した。

この報告書は、1953年以降毎年作成されている、各地域の自動車市場での人気色の調査に基づく報告書だ。今年の報告書には、将来の量産車に使用される塗色を予測したアクサルタの「カラーマトリックス」も紹介されている。

アクサルタ社のデイビッド・フィッシャー(グローバルOEM事業担当副社長)は、 「弊社では、自動車人気色調査報告書のデータを使って、消費者の人気が高い色を把握していますが、もっと重要なのが、カラートレンドを予測できることなのです。毎年、OEM取引先のデザイナーは、分析に基づいて、2〜4年先の自動車の塗色に関する重大な判断をしています」と述べている。

2014年の予測には、世界の自動車市場に影響を与える広範囲のカラーのタイプが含まれており、今後のトレンドとして、4つの色彩群(淡い色合い、明るい色合い、落ち着いた色合い、暗めの色合い)が示されている。色のマトリックスは、粒子の細かなメタリックと粒子の粗いメタリック、ソリッド、着色クリヤー、トリコート、多種多様なパールによって提案されている。アクサルタのグローバル研究開発チームによって生み出された先進のカラー技術が、カラースタイルの組み合わせの幅をさらに広げている。


<2014年版世界自動車人気色調査報告書のハイライト>

世界全体では、ホワイトが29%を占め、4年連続で人気ナンバーワンの自動車塗色となった。その一方で、有彩色に復調のきざしが見られ、レッド、ブルーとイエローがそれぞれ1%上昇した。ブラックは、市場全体で19%と根強い人気を見せているが、前年比では1%低下している。

北米
· ホワイトが25%で人気ナンバーワン。
· 北米でのレッドの人気は他のすべての地域を凌いでおり、前年比3%増。
· ホワイト、シルバー、ブラックのシェアが前年比1%減。
· パール色の人気は米国が最も高い。
· ソリッドホワイトはメキシコで人気が高い。

南米
· ホワイトの人気が37%と非常に高く、シルバーも23%を占め、明度の高い色の人気が最も高い。
· ブラックの人気が第3位で12%。
· レッドは前年比1%増の11%で、有彩色の人気の高まりを示す。

ヨーロッパ
· ブルーで塗装された車の割合が最も多く、明度が高い色合いから中程度の色合いに関心が高い。
· ブルーの人気が大きく伸びたのは小型車/スポーツカーと中型車/多目的車(MPV)の両部門。
· シルバーとホワイトの凋落が続いている。
· グリーンは、人気度はわずか1%にとどまっている。

アジア
· アジア全体でホワイトの人気が30%と非常に高く、使用率が最も高い韓国で34%。
· ブラックの人気は、やや低下したが、それでも19%で第2位。
· 中国では、高級車でのブラックの人気が高く、24%。
· ブルーの人気度は、アジア圏の中で日本が最も高い。