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43年間、交通安全へ貢献 森氏の警察協力章受章記念
 (有)ライフワーク会長で森茂一尼崎西交通安全協会長の「警察協力章受章記念パーティー」が10月20日、アルカイックホテルで開かれた。

 同氏は今年1月に交通安全栄誉章・緑十字金章を受賞後、7月1日付で警察庁が民間人を表彰する最高位の警察協力章が贈られた。警察協力章は今年度、全国35人、近畿で5人、県下では森氏ただ一人に贈られた。

 世話人代表となった尼崎運輸事業協同組合理事長の坂尾洋南尼崎南交通安全協会副会長は「尼崎から1件でも多く交通事故を防ごうと43年間も努められ、そうした森氏のボランティアなどによる留守を夫人は43年間も守られてきた」。

 明石利夫尼崎南署長は「挨拶にはいつも正確な数字が引用され、分かりやくす参加者に語られる。我々も市民の安全確保に森さんを見習って歩んでいきたい」。

 市内4交通安全協会を代表して、石原一興尼崎東交通安全協会長は「一旦言い出すと引かない頑固さの半面、大変思いやりのある人柄。一層のご活躍を祈念します」。寺本たかし前県議は「県立尼崎北高校同窓会長を引き継がれるのは警察にこだわらず地域の安全安心に取り組む森さんしかいない」と。

 市長からのお祝いメッセージも寄せられた。

 森氏は「受章は私を支えていただいた皆さん、歴代の署員や協会役員のおかげです。理事就任43年間では、阪神淡路大震災による渋滞や事故の抑制に奔走したこと、会長就任5年間では平成17年に50周年を迎え、センタープールに市民2千500人を迎え、親子3代自転車講習など交通安全フェスタを地域密着で催したことが印象深い。今後も安全快適な車社会へ頑張りたい」とお礼を述べた。

 花束贈呈などのあと、二男と三男である正浩氏と満氏による演奏があり、陶國隆男尼崎中央交通安全協会長が万歳三唱の音頭をとった。

 最後に同社社長でもある正浩氏は「普通は世話人にほとんど奔走していただくが、父の場合は嬉々として準備していた。受章は森家の誉であり、兄弟3人それぞれの事業発展の契機としたい」とお礼と決意を述べた。