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兵レンタカー協会、事業者研修会を開催
兵庫県レンタカー協会(藤本譲治会長)は2月17日、兵庫県自動車会館で事業者講習会を開催した。今回は、訪日外国人旅行者の増加による国際・外国運転免許証の確認留意点等や、危険ドラッグ運転の防止策等レンタカー事業者の貸渡し時の注意点などを研修した。参加者は約60名。

講習会は、田中龍也・兵庫県警交通部運転免許課警部補が「日本国内で運転が認められる国際・外国運転免許証の確認ポイント」と題して、また東方裕諭・神戸市保健所予防衛生課薬務担当係長が「薬物乱用防止」について講演した。

田中氏は、日本国内で認められる国際・外国運転免許証について、国際運転免許証は「ジュネーブ条約加盟国が発給したものと、スイス、ドイツ、フランス、ベルギー、スロベニア、モナコ、台湾の6カ国1地域の外国運転免許証に日本語翻訳文の提示で運転が認められる。有効期限は発給日から1年間以内、運転可能車両区分の確認等が重要」とした。

また日本の住民基本台帳に記録されている人が出国して国際免許証を取得、3カ月未満で入国(上陸)した場合は有効期間の起算日が存在しない(3カ月規定)ので運転出来ない。国内免許を取らずに国際免許を取得することに対応したとした。確認で判断がつきにくい場合は、運転免許センターに問い合せしてほしいと要望した。

東方氏は、違法薬物の乱用実態のほか薬物乱用の根絶を目指す「ダメ、ゼッタイ」普及運動について述べ協力をもとめた。