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財務省、輸入手続の所要時間調査を実施
財務省は3月9日から15日まで、11回目となる輸入手続の所要時間調査を実施すると発表しました。調査は海上・航空貨物を対象に、輸入申告から許可までの通関の所要時間と、入港から輸入許可までの輸入手続にかかる時間を調べるもので、いずれも回を追うごとに短くなってきています。結果は9月中に公表されるとのことです。

航空貨物8官署、海上貨物16官署でNACCSを使用して行われた輸入申告から5000件(海上貨物3000件、航空貨物2000件)と、特例申告関連の調査対象11官署にNACCSを使用して行われた特例申告から1700件(海上貨物1000件、航空貨物700件)をそれぞれ無作為に抽出して調べるとしています。

前回の調査(2012年)では、通関所要時間の平均が一般の海上貨物で2.6時間と09年時に比べて0.5時間短縮。一般航空貨物も0.3時間と0.1時間短縮しました。

輸入手続の所要時間の平均も海上貨物で60.7時間(前回調査は62.4時間)、航空貨物で13.4時間(同16時間)と海上・航空貨物ともに短縮しました。

また、輸入者のAEO制度を利用した特例申告貨物の通関所要時間は、海上貨物で0.1時間、航空貨物で0時間と一般の海上貨物(2.6時間)・航空貨物(0.3時間)に比べ大幅に短くなったことが分かっています。