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京都丹後鉄道、4月前半の利用人員が前年度104%を達成
京都丹後鉄道、4月前半の利用人員が前年度104%を達成

WILLER TRAINSは4月30日、4月1日より運行を開始した京都丹後鉄道の4月1日〜4月15日における利用人員が61,326名(前年比104%)と前年を上回ったと発表しました。

特に、特急の利用が前年比113%、土休日の利用が前年比112%と前年を大きく上回る実績した。同社によれば「上昇の要因としては4月1日より販売を開始した企画乗車券によって特急自由席がお得に利用できること、週末の移動促進につながったことが考えられます。」とコメントしています。

企画乗車券は沿線住民の方の丹鉄利用を促進し、移動を活性化することを目指して販売を開始しました。

丹鉄の開業を記念し、大人1,200円で特急自由席・快速列車・普通列車が1日乗り放題となる「開業記念フリーきっぷ」は、4月15日時点で2,538枚を販売。

また、沿線高校への入学をお祝いし、4月8日〜10日の中の1日が大人1,000円で乗り放題となる「高校入学式おめでとうきっぷ」は434枚、沿線のお花見イベントに合わせて4月の土・日・祝に丹鉄全線が乗り放題となる1日フリーパス「お花見フリーきっぷ」は424枚を販売しており、4月1日より新たに販売を開始した全15種類の企画乗車券の販売実績は3,624枚で、それらの利用によって約12,684回※乗車を創造しました。

※4月1日に販売を開始した企画乗車券全種類の販売枚数1枚あたり、平均乗車回数3.5回と仮定した場合

■企画乗車券販売実績
開業記念フリーきっぷ 2,538枚
イベントきっぷ 880枚
常設きっぷ 206枚
合計 3,624枚
※ 4月1日より新たに販売を開始した企画乗車券のみを算出

実際にフリーきっぷを利用された方の声から、「改めて地元の魅力を知る良い機会になった」や「お得な値段設定なので、もっと乗車する機会を増やしたい」など、沿線内の移動を活性化したことによる今まで知らなかった沿線地域や鉄道で移動することの魅力の発見を促すことができました。

同社は「今後も、利用者の声を基に沿線エリアの方の移動を活性化する企画乗車券を提案していきます。」とコメントしています。

また、2015年3月14日のダイヤ改正の際、西日本旅客鉄道が新設する早朝特急「きのさき1号」に接続する便としてダイヤ改正を行った「たんごリレー1号(4001D)」の乗車人数が4月1日〜4月15日における利用人員が前年比190%と増加しています。

同社は「ビジネス利用を想定した同便の利便性向上により、利用人員増加につながった」と考えています。

■たんごリレー1号利用人員実績
2014/4/1〜4/15 210人
2015/4/1〜4/15 400人
前年比 190%