自動車ニュース
ダイムラー、世界初の公道におけるトラックの自律運転を実現
ダイムラーAGのトラック部門は5月8日、米国ネバダ州において、自律運転機能「ハイウェイ・パイロット」を搭載した2台が、世界で初めて公道における自律運転可能なライセンスを取得したことを発表し、同州ラスベガスの国道15号において、メディア、政府、経済界等の多くの関係者を集めて、初の自律運転走行を公開しました。

今回公道ライセンスを取得した「フレートライナー・インスピレーション・トラック」は、本年3月に米国で発表・発売したフレイトライナーの大型トラック「カスケイディア・エボリューション」をベースに開発されたもので、フロントレーダー、ステレオカメラ、メルセデス・ベンツの大型トラック「アクトロス」にも装備されているアダプティブ・クルーズ・コントロール+等で構成される「ハイウェイ・パイロット」を搭載し、自律運転を可能にしたものです。

ダイムラーでは今回の公道走行を実現するために、コンポーネント等の各種試験に加え、1万6千キロに及ぶテスト走行をドイツで実施し、自律運転技術の玉成を図りました。

今回の「フレートライナー・インスピレーション・トラック」は、一般の公道で走行が可能となり、量産車による自律運転の可能性にまた一歩近づきました。