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トヨタ、「多機能トイレ」の情報提供サービスを開始
トヨタは5月14日、T-ConnectおよびLexus G-Linkナビゲーション(以下、ナビ)向け専用アプリ「Apps(アップス)」のラインアップとして、東海3県(愛知・岐阜・三重)における高速道路や一般道路の休憩スポット等に設置された多機能トイレ情報の検索やルート案内が可能となるアプリ「多機能トイレナビ(東海3県版)」を追加設定し、5月21日よりサービスの提供を開始すると発表しました。

このアプリは、車いす利用者など身体の不自由な方が、クルマでもっと快適かつ円滑に移動することを目的としています。高速道路のサービスエリア、パーキングエリア、ハイウェイオアシスをはじめ、道の駅、ウェルキャブステーションを対象に、駐車場から当トイレまでの段差の有無やその詳細仕様等の情報を収録するドライブ支援サービスとして開発されました。

利用者は、このアプリを起動することで、施設ジャンルと利用者ニーズ(手すり位置、介護ベッド・おむつ交換台・オストメイト有無等)の2つから検索・絞り込みが可能で、自車位置付近における対象施設の詳細情報を表示させ目的地として設定できます。さらに、最初にナビ画面で目的地を設定した後は立ち寄り地点(またはナビの追加目的地)としても設定することができます。

トヨタは今回、このアプリの開発にあたり、NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンターに監修を依頼したとのことです。同センターが提唱する「パーソナルバリアフリー基準」の考え方に基づき、集約・整備する情報の種類やアプリの使い勝手等についてアドバイスを得たとしています。

なお、トヨタは、このアプリ「多機能トイレナビ(東海3県版)」を5月21日(木)から23日(土)までの3日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催される「国際福祉健康産業展ウェルフェア2015」のトヨタブースにて展示します。