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スズキ、2014年度再資源化等の実績を公開
スズキは6月1日、自動車リサイクル法に基づき、2014年度(2014年4月〜2015年3月)の特定再資源化物品(自動車シュレッダーダスト:以下ASR、エアバッグ類、フロン類)に関する再資源化等の実績を公表しました。

自動車リサイクル法により自動車製造業者等に義務付けられている特定再資源化物品について、預託を受けたリサイクル料金により適正処理・再資源化を推進し、その責務を果たしているとのことです。

エアバッグ類、フロン類については、一般社団法人自動車再資源化協力機構、ASRについては、自動車破砕残さリサイクル促進チーム「ART(Automobile shredder residue Recycling promotion Team、呼称:エイ・アール・ティー)」に処理を委託しているとのことです。

スズキが2014年度の再資源化等に要した費用の総額は27億5,815万円、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金は31億6,348万円、収支は4億533万円の黒字となっています。なお、2004年度からの累計収支は11億1,840万円の黒字であり、今後も中長期的に全体の収支バランスが取れるよう取り組んでいくとのことです。特定再資源化物品の実績については以下の通り。

・ASR
ASRの引取量は51,879.7t、取り扱った使用済み自動車は416,447台とのことです。
再資源化率は実績値97.2%、2010年度〜2014年度の法定基準値である50%を上回っているとのことです。
さらに、2015年度法定基準値である70%を、2008年度から継続して達成しています。

・エアバッグ類
エアバッグ類の引取総個数は751,941個、引き取ったエアバッグ類にかかわる使用済み自動車は194,462台とのことです。
再資源化率は実績値93.8%、法定基準値85%を上回っています。

・フロン類
フロン類の回収量は93,631.6kg、取り扱った使用済み自動車は361,849台とのことです。