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マツダ、2014年度再資源化等の実績を公開
マツダ株式会社は6月1日、2005年1月1日にスタートした自動車リサイクル法に基づき、使用済み自動車のシュレッダーダスト(ASR:Automobile Shredder Residue)、エアバッグ類、フロン類の3品目について、2014年度(2014年4月1日から2015年3月31日)の再資源化などの実績を公表しました。

 マツダは、預託していただいたリサイクル料金によって、全国で特定3品目の再資源化を行っています。2014年度はASR引取りが台数で16万台、重量で3万2千トン、うち3万1千トンを再資源化したとのことです。ASRの再資源化率は97%で、2013年度から僅かながら改善しており、2015年度法定基準70%を2008年度から継続して達成、車両のリサイクル実効率で約99%を超えているとのこです。

 さらにエアバッグ類は、13万台(45万個)を引き取り、回収処理または車上作動により再資源化を行っているとのことです。エアバッグ類の再資源化率は94%と法定基準85%を上回っています。また、フロン類についても14万台を適正に処理したとのことです。

 特定3品目の再資源化などに要した費用の総額は15.4億円で、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金の総額は17.4億円、全体収支は2.0億円の黒字とのことです。これにより、自動車リサイクル法施行後2004年度からの累積収支は6.3億円の黒字になっています。このため、2012年導入の新型車より最新の実績を反映したリサイクル料金の見直しを実施しています。