自動車ニュース
国交省、電柱などの側面衝突の乗員保護基準の新設
国土交通省自動車局は6月15日、側面衝突時の保安基準新設を発表しました。

今回の一部改正では、燃料装置に関する安全基準が新たに設けられました。その背景事情として、車両の火災防止に係る我が国の厳しい要件が国連規則として採用されたことを受け、新たに「車両火災の防止に関する協定規則(第 34 号)」を採用したことに伴い、燃料漏れ防止等の基準について国際基準と調和しつつ、更なる安全性向上が必要となったためとのことです。

具体的には、「燃料タンク注入口に燃料キャップが確実に取り付けられていること」と「燃 料タンクが横転した場合であっても一定量以上の燃料が回転させ、燃料が一 定量以上漏れないこと」の確認試験が義務づけられます。新型車に平成30年9月1日から適用されます。

また車枠・車体に関して、電柱等との側面衝突を模擬した衝突試験乗員保護基準が新設されました。ポール側面衝突試験において、「ダミーへの衝撃に係る入力値が一定値以下であること、ドアが外れないこと、衝突後の燃料漏れが一定量以下であること」が義務づけられました。新型車に平成30年6月15日から適用されます。

この他二輪車の灯火等についても改正がありました。

なお、これらの基準は全て国際基準に調和したものであり、国連の1958年協定に基づき、協定加盟国との相互承認が可能となります。

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