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スズキ、新スポーツバイク「GSX‐S1000」シリーズを発売
スズキは6月17日、高揚感のある加速と軽快な走りを楽しめる新型ロードスポーツバイク「GSX‐S1000 ABS」、「GSX‐S1000F ABS」を発表しました。7月6日より発売されます。

「GSX‐S1000 ABS」、「GSX‐S1000F ABS」は、スーパースポーツバイク「GSX‐R1000」(海外向けモデル)のエンジンをベースとした水冷直列4気筒998cm3エンジンを搭載しています。高回転域の出力特性を損なうことなく、力強い低中速トルクにより街中やワインディングロードでの高揚感のある加速を楽しめる特性とのことです。また、軽量フレームをはじめとした小型・軽量な車体を新開発しました。街中からワインディングまでの多様な走行シーンにおいて軽快でニュートラルなハンドリングと、アップハンドルによる前傾の少ない乗車姿勢を実現しました。

「狩りをする野獣」をコンセプトにデザインされた、低く構える野獣を想起させるボディ形状を採用します。「GSX‐S1000F ABS」には高速走行や長距離ツーリング時の快適性を高めるフルカウル(風防)が装着されています。車体色は、青「トリトンブルーメタリック」、黒/赤「グラススパークルブラック/キャンディダーリングレッド」の2色を設定されています。

3段階※1 から選択可能なトラクションコントロールは、前後輪の速度、スロットルポジション、クランクポジション、ギヤポジションの各センサーの情報により、リヤタイヤのホイールスピンを検出した際、速やかにエンジン出力を低減。エンジン出力をより効率よく路面に伝達することが可能となり、より快適なライディングを楽しむことが出来るとしています。※2 ハンドルが固定される中央部には、大径化したテーパー形状による力強さと所有感を感じさせるレンサル社製アルミハンドルバーを採用しています。

ブレンボ社製ラジアルマウントフロントブレーキキャリパー、滑りやすい路面状況や過度なブレーキング等によるホイールのロックを一定範囲内で回避する電子制御式ABS※3 を標準装備としています。スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」をスズキの大型二輪車で初めて採用しました。

※1 1(低)/ 2(中)/ 3(高)の3段階(解除可能)
※2 同社は「トラクションコントロールは、あらゆる条件下で後輪のスリップ(スピン)を完全に制御したり転倒を防止したりするものではない。」としています。
※3 同社は「ABSは、ライダーのブレーキ操作を補助するための装置であり、制動距離を短くするための装置ではない。また、コーナリング中のブレーキングによる車輪の横滑りはコントロールすることができない。」とています。

○目標販売台数
「GSX‐S1000 ABS」、「GSX‐S1000F ABS」合計 年間720台

○メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
GSX‐S1000 ABS 1,115,640円
GSX‐S1000F ABS 1,166,400円