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日産、グローバル企業活動から排出するCO2削減目標達成
日産自動車は6月19日、同社の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2016(NGP2016)」の2014年度活動実績を公表しました。2014年度は、工場におけるエネルギー効率向上や、再生可能エネルギー導入の拡大などのカーボンフットプリントの最小化の活動が効果を上げ、CO2排出量を2005年度比で22.6%削減しました。これにより日産は、グローバル企業活動によるCO2排出量を2016年度までに2005年度比で20%削減するとの目標を2年前倒しで達成したことになります。

日産は2016年度までに、グローバル企業活動における再生可能エネルギーの使用率を9%に高めるとの目標を掲げています。カーボンフットプリントを最小化するために、日産は、さまざまな再生可能エネルギーを利用しています。メキシコでは、2012年より再生可能エネルギーの利用を通じて15万2,800トンのCO2排出量を削減しています。アグアスカリエンテス第1工場では、生産にかかる電力の68%が風力発電や埋め立て地で発生するバイオガス発電といったクリーンエネルギーで賄われており、これによって累計50万台の車両が生産されたことになります。