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兵庫自家用自動車協会連合会 第3回定時総会
 兵庫県自家用自動車協会連合会(木下紘一会長)は 6 月 24 日、パレス神戸にて第 3 回定時総会を開催した。

  冒頭、木下会長は挨拶して、「平成 26年度の収益事業を見ますと、国内の新車販売台数は 3 年連続で 500 万台を突破いたしましたものの、消費税増税の反動減・若者の車離れ・免許保有数の低下などの影響を受け、主要業務であります自動車保管場所の保険地調査件数は約28 万件と前年対比 5.7% 減となりました。一方、交通安全対策の推進につきましては、県警をはじめ関係各機関・団体等と連携して、安心安全で快適な交通社会を実現するため交通安全県民運動をはじめ運動を展開した結果、昨年の人身事故死者件数はともに減少をすることが出来ました。しかし、いまだに年間 200 人近い方が尊い命を落とされており、悲惨な交通事故から一人でも多くの犠牲者をなくすよう、地区協会の皆様方をはじめ関係機関・団体と連携を図り、更なる交通安全諸対策を推進していく必要があると考えております」と述べた。

  続いて来賓祝辞として大塚啓二・神戸運輸監理部兵庫陸運部長は、「自動車が国民生活においては必要不可欠な移動手段であることはいうまでもないことでございますが、交通事故や環境問題等の解決されるべき課題が山積しておりまして、適切な車社会を構築し維持していくためには自動車ユーザによる適切な維持管理と合わせまして、交通安全運動の普及促進が必要であり、これらを進めていく上で、地域協会連合会および地域に密着した各協会の果たされる役割はますます重要となってまいります。いっそうのご活躍が期待されます。国土交通省では車社会の安全と安心の維持確保をするため、今後とも自動車の点検整備の励行を推進し、安全の確保・環境の保全を両輪にして行政サービスに取り組んでまいりますのでぜひともよろしくお願いします」と挨拶。次に出口弘也・兵庫県警本部交通部長は、「昨年兵庫県内において交通事故でお亡くなりになった方は 182 人、本年に入りましても、昨日現在で、交通事故でお亡くなりになった方は 72 人と、昨年同期と比べまして 5 人増加しておりまして、これから交通事故の多発が予想されます。夏場を控えて予断を許さない状況です。また本年6 月 1 日から改正道路交通法の施行によりまして、自転車運転者講習制度がスタートいたしました。私どもも現在、県民の皆様への講習目的の周知や自転車運転者に対する正しい交通ルールの指導等を実施しているところでございます。交通安全は道路を利用する一人ひとりがルールを守り思いやりの気持ちを持って行動するということが非常に大事でございます。この厳しい交通情勢にご認識いただきまして交通安全対策への一層のご支援・ご協力を賜りますようお願いします」と祝辞を述べた。

 会議では、平成 26 年度収支決算ならびに平成 27 年度会費割当案が原案どおり承認された。また役員の改選が行われ、会長に木下紘一氏(洲本)が再選、副会長に宮永弘兄(加古川)、関孝行(赤穂)、武内重治(伊丹)の各氏、専務理事に高田泰三(連合会)、常務理事に新納正男(連合会)、その他理事として押部健雄(神戸西)、盛田哲郎(神戸北)、宮浦栄太郎(長田)、阪上春治(宝塚)、松田菊次(三田)、坂口庄吾(明石)、中谷稔(高砂)、篠原正泰(飾磨)、衣川義弘(朝来市)、上島康彦(新温泉町)、大畑登志夫(会員外)の各氏、監事に河合寛治(東灘)、近澤撃(会員外)の各氏が選任された。

 その後、平成 26 年度事業報告、公益目的支出計画実施報告書、平成 27 年度事業計画案、同収支予算、新規事業の実施の各項について報告があった。