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兵庫県交通共済協組 平成 27 年度総代会
 兵庫県交通共済協組(森川武夫理事長)は 6 月 9 日、兵庫県トラック会館で平成 27 年度総代会を開き、(1)平成26年度事業報告(2)同決算(3)同 27 年度事業計画(4)同予算(5)定款 1 部・約款 1 部改正(6) 27 年度事故防止等安全助成金(8)役員報酬限度額(9)役員補充選任ーなど全議案を原案どおり承認した。
 
 26年度の事業運営は、収入面で期首に比して自賠責を除き共済契約において対前年比で約1千400万円の減収となった。

 一方支出面における事故発生状況は、対人共済の死亡事故は 7 件(前年比マイナス 4 件)と減少したが、対物車両は増加した。しかし死亡事故の被害者の過失などから保償金の大きな増加には至らず、今期決算は、収益 36 億 7 千820万6千余円、費用35億1千105万6千余円で純利益1億4千414万9830 円を確保した。共済部門別では、 11 年ぶりに対人共済が 281 万 6 千 449円の黒字となった他、搭乗者障害 981万2千672円、対物6千13万7636円、車両 4 千 736 万 4725 円の利益を計上した。
 
 剰余金処分は、当期と前期繰越金計1億4千610万8千422円と教育情報費用繰越金取崩 2 千万の合計 1 億6千428万3千410円を教育情報費用に 2 千万円、組合積立金に 8 千 170 万円、出資金配当(年 5%)165 万 610 円、利用分量配当に6千93万2千800円を処分、時期繰越金は 182 万 4 千 842円とした。
 
 松原丈夫理事長代行(副理事長)は、冒頭挨拶で「大変厳しい業界にあって、当共済は組合員皆さんの事故防止等の協力、また事務局職員の頑張りによってすばらしい業績となった。感謝申し上げます」と謝辞のあと、「森川理事長は、病気療養中でリハビリに努めておられ、年内には復帰すると思う」と述べて、さらに理事長代行体制で臨むこととした。
   
  理事の辞任と補充は、高谷芳樹常務理事が退任、常勤理事に田中正敏・安全企画部長の昇格を決めた。田中氏は昭和 60 年に同共済採用の生えぬきで、同氏の常勤理事就任は部課長級の中堅幹部の励みにもなるとみられる。