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兵庫県レンタカー協会 平成27年度通常総会
 兵庫県レンタカー協会(藤本譲治会長)は 6 月 16 日、ANA クラウンプラザホテルにおいて平成 27 年度通常総会(一般社団法人設立総会)、続いて創立 50 周年記念式典を開催した。通常総会では、平成 26 年度業務報告、同収支決算を原案どおり承認し、また現協会解散および一般社団法人兵庫県レンタカー協会設立、同平成 27 年度事業計画、同収支予算、定款の制定を原案どおり承認した。

 その後に創立 50 周年記念が開かれた。藤本会長は挨拶で「開会にあたり協会を代表してご挨拶申し上げます。当協会は昭和 40 年 6 月に設立され、本年で満50 年を迎え、本日開催いたしました総会におきまして任意団体から一般社団法人に移行いたしました。本日ここに創立 50周年を迎えられたことは大きな喜びといたすところでございます。本日の式典がこれまでの歩みを振り返り、今後の発展を目指す新たなスタートとなるよう、協会員一同、活動を強化、充実し、レンタカー事業の社会的貢献を果たすと共に、健全な事業の発展を目指す所存でございます」と述べ、新たなスタートに際し協会の発展への協力を呼びかけた。
 
 また土屋知省・近畿運輸局長から兵庫レンタカー協会に感謝状を贈呈された。土屋局長は、「兵庫県レンタカー協会は、兵庫県におけるレンタカーの適正な運用と利用者に対するサービスの改善、事業の健全な発展を目的として設立され、歴代の会長、役員の皆様、会員の皆様のご尽力により 50 周年を迎えられたことに対して敬意を表します。レンタカーにつきましては、観光やレジャーをはじめ、近年では車いす車など福祉車両、電気自動車など利王ニーズに応じて車両のヴァリエーションが拡大してきております。最近ではカーシェアリングも見られ、事業者の皆様にはその時代に合わせた利用ニーズに対応して事業運営していただいております。さらにはコンプライアンスの徹底やお客様へのサービスレベルを向上させるため、資格認定講習を平成 20 年から続けてこられ、レンタカーアドバイザーとして従業員を育成されております。行政も協力していくのでよろしくお願いいたします。また近年訪日外国人観光客が増えており、その旅行形態が団体旅行から個人旅行化が進んでおりまして、レンタカーによるドライブ観光が急速に増加してきております。外国語に対応できるコールセンター、多言語のナビなど、受け入れ環境の整備を進める必要があると思っておりますので、ご協力よろしくお願いいたします」と祝辞を述べた。

 続けて井戸敏三・兵庫県知事からは「一般社団法人としてのスタートにあたりまして、この 50 周年が合わせてお祝いされるということはますますご発展される礎となるのではないかということで、合わせてお喜び申し上げます。近年レンタカーの利用者は増えてきています。特にインバウンドの観光客の方が増えております。先日観光庁から広域観光ルートが発表され、一つが美の伝説という関西を八の字に結ぶもので、もう一つは瀬戸内海の道であり、そのような広域観光ルートを巡るときに必要なのがレンタカーです。内外問わず足の確保の充実というのは観光インフラとして重要な役割であり期待しております。ますますのご発展を大いに期待したいと思います。今回は 50 周年を祝う詩を詠ませていただきます。『観光地 仕事場訪ねる レンタカー 地域を支えて 50 年に』さらに 80 年、100 年を目指してご発展をお祈り申し上げたいと存じます」と祝辞と共に詩が送られた。
 
 その他来賓からの祝辞として、佐藤弘道・兵庫県警察交通部交通指導課長からは県内の交通事故情勢と交通事故減少に対する呼びかけがあり、縄野丸彦・全国レンタカー協会会長からはレンタカーの需要の増加、観光立国に向けたアクション・プログラム 2015 など、レンタカー事業の一層の努力を求めた。