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アウディが米国のサーキットで自動運転の様子を公開
アウディは7月、米国・ソノマレースウェイにて自動運転車のパフォーマンスを披露しました。7月31日にその模様が公開されました。

コンセプトカーは同社の Audi RS7 をベースに開発されました。この車は、プロドライバーに匹敵する正確で効率的な運転スキルで、一周4,050メートルのサーキットを、2分01秒01のタイムで周回しました。

自動運転の技術を生産モデルに適用する上で必要な知識やノウハウが蓄えられつつあります。同社の主張では、自動運転のテクノロジーは、より安全で、時間の無駄がなく、効率的で便利なモビリティを実現するためのものです。自動運転のシステムが完成すれば、とりわけドライバーが運転を負担に感じる場合や、逆に単調に感じる場合などに、自動車の安全性が向上することになります。さらにこうしたシステムにより、ドライバーは移動中の時間をより自由に活用できるようになります。システムが一時的に運転の責務を担う場合には、状況を予測するテクノロジーが、運転をより効率的かつ快適にして、乗員のストレスを減らす役割を果たします。

アウディは自動運転に関して、ラグジュアリークラスのセダン、Audi A8の次世代モデルでの実用化を目指すとしています。次世代のAudi A8に採用される自動運転のシステムは、駐車時の操作や、フリーウェイなどにおける60km/h以下での加減速、停止、再発進などの操作を、ドライバーに代わって行うそうです。