自動車ニュース
三菱自、米国工場を閉鎖へ
三菱自動車は7月27日、米国の子会社であるミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカ・インク(MMNA,本社:米国カリフォルニア州サイプレス市,工場:イリノイ州ブルーミントン・ノーマル市)が生産・販売を行う『アウトランダー・スポーツ(日本名:RVR)』を、2015年11月末をもって生産終了し、今後、同モデルの主力生産拠点である岡崎工場に集約すると発表しました。

同社によると、2000 年には生産台数が222 千台を超えましたが、その後、クライスラー社向け OEM 生産の終了、リーマンショックの影響等が重なり、2009 年には 18.5 千台と大きく落ち込んだとのことです。

同社は2012 年からは、『アウトランダー・スポーツ(日本名:RVR)』の生産を開始し、北米向に加え、ロシア・中近東・中南米向の生産も行うことで、生産効率向上、生産台数・稼働率引き上げを図っていました。しかし、生産台数の 1/3 を占めていたロシア向け輸出が、2014 年度後半からの需要低迷により大幅に減少し、生産台数が一段と落ち込み、今回の決定に至ったようです。