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淡路島地区のタクシー自動認可運賃を公示
近畿運輸局(天谷直昭局長)は、みなとタクシーをはじめとするタクシー会社13社が平成26年12月11日〜平成27年3月11日に申請した、淡路島地区におけるタクシーの運賃改定について審議、8月19日付けで新たな自動認可運賃を公示した。

新運賃は改定率が6.27%となり、中型車の初乗運賃の上限が1.3km−610円(現行1.3km−570円)、加算運賃の上限が247m – 80円(現行263m−80円)、時間距離併用制の上限が1分30秒 – 80円などの改定が行われる。

これにより13社中12社が上限運賃を申請、また洲本自動車は中型車を下限(同1.3km−590円、加算運賃255メートル80円)で申請した。藤本タクシーは未申請、淡路中央タクシーは27日付けで廃業を届けた。

運賃改定申請の主要な理由は運転者の労働条件の改善であるため、近畿運輸局は一般社団法人兵庫県タクシー協会に対し、運転者の労働条件の改善についての考えを利用者に表明すること、並びに賃金水準、手当ての創設など具体的な労働条件の改善状況を公表することを求めた。

新運賃は9月3日に認可され、9月11日より実施される予定である。