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平成27年度交通安全功労者等表彰式
兵庫県交通安全協会(瀧川博司会長)は9月14日、楠公会館で平成27 年度交通安全功労者等表彰式を開催した。

瀧川会長は受賞者を前に、交通安全への功労と活躍に敬意と感謝を述べたあと「県下の交通事故は、発生件数、負傷者とも減少傾向にあるものの多くの高齢者、子供が犠牲となる事故があとを絶たちません。兵庫県では自転車事故の削減を目指して『自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例』を制定しました。自転車の安全教育を継続します。今後も各種団体と連携して、キャンペーン、イベント、交通安全教室の開催などの安全運動を展開して参ります」と挨拶。

表彰では、交通安全功労者として藤田武司さん(須磨安協)ら23 人に、同功労者団体として(株)ブルーテック(尼崎北)など21団体に感謝状(県警本部長、県安協会長連名)が贈られた。

優良運転者金賞表彰状(同連名)は出席の入江茂氏(佐用安協)をはじめ県下で616 人に、銀賞は代表の田村文子氏(垂水安協)に贈られ、県下308 人が受賞した。

協力団体感謝状は、兵庫県バス協会、神戸トヨペット(株) 、日産大阪販売(株)、兵庫県獣医師会など9団体に贈られ、また優良交通従業員表彰は仁木博樹氏((株)大門)ら6人に授与された。

そのほか近畿交通栄誉賞、交通栄誉章「緑十字銅章」の表彰伝達も行われた。

来賓挨拶で出口弘也・兵庫県警察本部交通部長は「今年の県下交通事故状況は、いずれも減少傾向で死者は昨日現在115 人(前年対比プラス8 名)となりました。半数が高齢者です。高齢者を社会全体で見守ることに交通社会のリーダーであり模範運転の皆さまが地域や職場の牽引役となって活躍ください」と協力を求めた。

来賓祝辞では、兵庫県知事代理の難波宏明・兵庫県企画県民部交通安全室長が「皆さんの交通安全に対する取組と熱意が事故抑止につながっています。兵庫県では本年4月に、保険加入義務化などを柱とする自転車の事故対策の条例を可決しました。また9月21日からは秋の交通安全運動も始まります。自転車事故をはじめとした交通事故への取り組みを推進して参ります」と話した。

大塚啓次・兵庫陸運部長は「運送事業者への立ち入り査察や車両不正改造や不正軽油使用の街頭検査の実施、マイカーの日常点検の啓発をフェスティバル方式で展開します」と、交通事故防止の取り組みを述べた。