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富士通、仏UShareSoft社を買収
富士通は11月17日、クラウド環境におけるアプリケーション構築の自動化ソフトウェアを提供するフランスのソフトウェア開発会社であるUShareSoft, SAS.の全株式を取得することで合意し、2015年10月30日に契約を締結しました。

UShareSoft社は、2008年に創業し、欧州をはじめ、日本、アジア、米国において、マルチクラウド環境におけるシステム構築支援ソフトウェアなどを提供しています。

富士通は、今回の買収により、UShareSoft社の主要ソフトウェアである「UForge(ユーフォージ)」(注1)を同社のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5(フジツウ クラウド サービス ケイファイブ)」のサービスに組み込むとともに、UShareSoft社を欧州における当社のクラウドサービスの研究開発拠点として位置付け、クラウドビジネスの強化とグローバル展開の加速化に取り組んでいきます。

今後はUShareSoft社の提供する、マルチクラウド環境におけるシステム構築・移行作業を効率化する自動化ソフトウェア「UForge」を、同社のデジタルビジネス・プラットフォーム「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(フジツウ デジタル ビジネス プラットフォーム メタアーク)」の中核商品である「FUJITSU Cloud Service K5」のシステム自動構築サービスに組み込むことで、クラウドビジネスを強化していきます。

さらに、UShareSoft社を欧州におけるクラウドサービスの研究開発拠点と位置付け、同社のグローバルでのマルチクラウド環境対応のソフトウェア開発力を強化し、ビジネス拡大に取り組んでいきます。

UShareSoft, SAS.について

・社名 : UShareSoft, SAS.
・設立 : 2008年
・CEO : Alban Richard
・本社 : フランス グルノーブル
・事業内容: マルチクラウド環境向けアプリケーション構築・管理ソフトウェアの開発・販売

注1 UForge:
クラウド上にシステムを構築する際、OS、ミドルウェアおよびアプリケーションを自由に組み立て、一つのソフトウェアイメージとして、選択したクラウド環境向けに簡単な操作で構築可能なUShareSoft社のソフトウェア商品。これまでクラウド上でのアプリケーション構築に必要であった煩雑なインストール作業や設定作業が不要となり、利用可能なアプリケーションを容易にクラウド環境に構築することが可能。